ハーブとスパイスと漢方の違い。

もうすぐ歴15年のアロマセラピスト兼エステティシャンです。

そんな私が、皆様にも綺麗なお肌や健康的な身体を手に入れて頂くべく、様々な有益な情報を配信していくブログです。

オーガニックや発酵食品など免疫力を高める食材が注目される昨今、

 

あれ?ハーブとスパイスと漢方って実際のところ、どう違うの??

って疑問に思いませんか?

違いは?

と聞かれても、

 

スパイス=インド/辛い/調味料

漢方=中国/薬

ハーブ=西洋/ハーブティー

 

こんな感じのイメージではないでしょうか?

 

実はそれぞれに歴史があり、古くから利用様々な目的や用途に合わせて使用されてきました。

 

最後まで読んでいただけると、

へぇ。そうだったんだ!

と思っていただけると思います。

 

ハーブとスパイスと漢方の歴史

ハーブの歴史

薬草として古代から治療に用いられてきた長い歴史があります。食料、香料などその用途は様々ですが、最も古く重要なのが医療への活用でした。それは、植物療法(フィトテラピー)と呼ばれ、植物が持つ鎮静、抗酸化、抗菌などの作用を心身のケアに役立てる健康法のことを指します。ちなみにギリシャでは神話に『ハーブ』が数多く登場しています。



スパイスの歴史

東南アジアやインドが原産。薬用、媚薬、保存剤として使われてきました。ヨーロッパへはシルクロードを使って陸路で運んでも2年の歳月が掛かり、運搬にも高いリスク。その為、金と同様の価値がありました。遠い東南アジアから運ばれてくる薫り高い数々のスパイス。そんな東洋をヨーロッパの人々は高い好奇心を持ってみていました。あの〈東方見聞録〉はそんな東洋へ往来していたマルコポーロが東洋のことをまとめた書物です。

漢方の歴史

古代中国の中国伝統医学が朝鮮半島を経て伝わった日本の伝統医学。日本に伝わった当初はそのまま使われていましたが、診断法や漢方の選び方など日本人の体や気候に合わせて日本流に改良され、独自の発展をしてきました。

スパイスやハーブが手に入る地域では、料理以外にも様々な用途に使用。防腐剤として効果の高いハーブやスパイスはミイラ作りに使われました。その頃の外国では、スパイスやハーブは暑さなどからくる腐敗の防止や、鮮度低下によって起きる匂いを消す目的や食欲減退を改善する為にも使われていました。しかし、日本は風土に恵まれ、新鮮な魚介や山の幸、水に恵まれていたので、薬味の目的で生姜などが使われてきました。

 

 

ハーブとスパイスと漢方の違い

ハーブの定義

香り付けをする草。必ずしも料理に使うとは限らないもの。料理に使うハーブは『スパイス』にも属します。

スパイスの定義

料理に香りや辛み、色を付ける植物。ワサビや柚子もスパイスの一種。



 

漢方の定義

長い歴史を持つ中国の伝統医学をベースに発展した漢方。本来は漢方医学といい、漢方薬を用いた治療だけでなく、薬膳や鍼灸なども含んだ医学を指します。

薬膳とは?
漢方の考えを元に、季節や体質に合わせて食材を選んで作る料理のこと。『薬膳』という言葉は近代になって使われるようになったもので、〈医食同源〉という考え方があって、食材も薬と同様の効果があると考えられていました。

 

病院で処方されるのは、『漢方薬』。漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品。様々な生薬の組み合わせで治療効果のあるものが今日の医療に使われています。千年もの歴史があります。


ハーブもスパイスも漢方も全て歴史のあるもので意外と奥深いものと感じませんでしたか?

先人の知恵で古くから用いられてきた自然の恵み。

便利な世の中になりましたが、そんな現代だからこそ、改めて自然の植物の恩恵にあやかってみてもいいのではないでしょうか?

 

参考書籍↓


美味しく改善「ハーブ&スパイス薬膳」 カラダを整える食材の便利帳


いちばんくわしい スパイス便利帳


薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖

 

 

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