もうすぐ歴15年。現役アロマセラピスト兼エステティシャンです。
皆様に綺麗なお肌や健康的な身体を手に入れて頂くべく、様々な有益情報を配信していくブログです。

最近はアロマを生活に取り入れておられる方も多くなり、長年アロマセラピストをしている身としてとても嬉しいです。
しかしながら、アロマ=安全ではないので、取り扱いには注意が必要です。
特にお肌が弱い方、疲れなどから免疫が低下している方は要注意。
アロマを垂らしたお風呂に入って、お肌がピリピリしたことはないですか?
〈こんな方に読んで欲しい〉
- 肌が弱い
- 疲れている
- アロマを入れたお風呂でお肌がピリピリしたことがある
- アロマは安全だと思っている
- アロマを使ってみたい
肌の弱い人や子供が使用する際に気を付けるべきアロマ
刺激の強いアロマ
グレープフルーツ/ローズマリー/ジンジャー/シナモンリーフ/ユーカリ/ブラックペッパー/ペパーミント/ライム
その他にも多数ありますが、メジャーなものをピックアップしました。
その他柑橘系も少量から使用するのが良いでしょう。
またアレルギーを持つ方はそのアロマが何科の植物なのかもチェックしましょう。
例えば、パルマローザやベチバー、レモングラスはイネ科、カモミール・ローマン、カモミール・ジャーマン、ヤローやヘリクリサム、エストラゴンはキク科に属します。
ちなみに、ヒノキのアロマ精油にはヒノキの花粉は含まれないので、ヒノキアレルギーがある方も基本的には使っても問題ありません。
肌が弱い人や子供におすすめのアロマの使い方
ベストは芳香浴か吸引
ディフューザーを使用する
お部屋に香らせてアロマの香りを嗅ぐ。
これだけでもきちんとアロマの効果を期待できます。
精油と有効成分は鼻から入り、インパルスという電気信号に変換されて大脳に伝わります。
その結果、自律神経や免疫系やホルモン系など、心や身体のバランスを整えてくれます。
洗面器を使って蒸気を吸引
咽頭系のトラブルを改善したい方は、しっかりとアロマ精油の成分を吸引できるこの方法がおすすめ。
洗面器などに熱めのお湯を張り、そこにアロマ精油を垂らします。
頭の上からすっぽりと大きなバスタオルなどを覆って蒸気を逃さないようにして、鼻や口からアロマの蒸気を吸引。
直接肌には触れませんが、強すぎる香りは頭痛や吐き気などがでることも。念の為、1〜2滴の少量から試して、香りが弱いと感じたら足すようにしましょう。
それでもお風呂やマッサージに使いたい方
1〜2滴から使う
少量でも十分な効果や香りを感じれるのが、上記の強いアロマ精油の特徴のひとつです。
1〜2滴と聞くと物足りなく感じるかもしれませんが、トラブルを回避するため、少量から試してみてください。
バスソルトに馴染ませてから使う
こちらのほうがおすすめです。
蓋付きの入れ物などに、50〜100グラムのプレーンタイプのバスソルトを入れて、アロマ精油を2滴垂らしてよく振る(混ぜる)。蓋をして2時間くらいおいて馴染ませてから使用する。(すぐに使用してもOK)
マッサージは低濃度でブレンドを
通常マッサージに使用するアロマブレンドオイルはベースのオイル10mlに対して2滴のアロマ精油をブレンドします。
しかし、肌が弱い人や子供は低濃度ブレンドがおすすめ。
特に上記ラインナップのアロマ精油は一滴のパワーが強い為、低濃度でも十分の効果を発揮してくれます。
ベースオイル10mlに対して、どれか1種類を一滴。
もし他のアロマも入れて数種類のブレンドアロマオイルにしたい場合は、ベースオイル30mlに対して上記以外のアロマ精油を2滴、上記のアロマいずれか1種を一滴。
様子をみて増やしても良いですが、上記のアロマ精油はベースオイルに対して0.5%濃度を超えないようにしてください。(アロマ精油一滴は0.05ml)
7歳以下は、お風呂やオイルマッサージへの利用は控えることおすすめします。
『子供もリラックスさせてあげたい』という方は、傍でアロマをディフューザーで焚きつつ、ベースオイルのみでマッサージしてみてはいかがでしょうか?
特に注意すべきアロマ
シナモンリーフ/ブラックペッパー/ペパーミント/ライム
これらはマッサージには使用されないことをおすすめします。
私のサロンではしっかりとカウンセリングの上、低濃度で他の優しいアロマとブレンドをしてマッサージに使用することもあります。
マッサージ後もしっかりとフォローを行い、何か反応があった場合の応急処置もアドバイスします。
ご自宅でご自身で使用する場合には、芳香浴に留めておくことをおすすめします。
アロマ精油は植物由来で優しいというイメージを持たれがちです。
人工的なものよりはアレルギーや喘息を起こすことは少なく、そういった意味では『優しい』ものかもしれません。
ただ、植物の有効成分を集めたパワーのある一滴であるということを忘れずに、安全に楽しんでいただけることを願います。
トラブルなく、楽しいアロマ生活を過ごしていただけると嬉しいです。
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